あいさつで人生が左右される

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「あいさつ」すると友達が増える。
「あいさつ」しないと友達じゃない人が増える。

「あいさつ」って何だ?

「あいさつ」って何だろう?
そのチョットしたひとことの中に
感謝の気持ち、尊敬する気持ち、謙虚さ、優しさ、心配り・・・
などが含まれて相手に伝わり、それはそっくり自分に返ってくる。
例え、山の中で一人で暮らしていても、うさぎやシカと出会ったら、
「こんにちわ」
と、あいさつをする心がけが大事である。
それは、大自然に対しての尊敬の気持ち、生かされていることへの
感謝の表現である。
 あいさつができる人は、友達がいっぱいできる。
家庭が明るくなる。
就活も上手くいく。
 「あいさつ」には不思議な力がある。

あいさつが出来ない人間は採用しない

学校安全ボランティアとして14年余り活動を続けている川人さんはかつて世界の動向を見ながら、
日本経済を動かすような金融関係の仕事をやっていた。その川人さん曰く、
「職場にはあいさつが出来ない人間は一人もいなかった。
そもそも、あいさつが出来ない人間の採用などあり得ないことだった」
つまり、エリートとか優秀と呼ばれる人は「あいさつの大切さ」を心得ていたということ。
高度な教育を受けていても「あいさつ」が出来ない人間は日本でも、国際社会でも認められない。

川人さんが嘆くことは、
「毎朝、交差点で顔を合わせていても、6年間一度もあいさつもせず、小学校を卒業する子供たちがいる。こんな調子で成長して社会人になっていくのだろうか?」

筆者にも似た経験がある。
1年生に入学した当時から知っている現在4年生の女子児童のこと。
毎朝「おはようございます」と声を掛けるのだが、4年間全く返事がない。
ソッポを向いて校門を通り過ぎて行く。
その児童の母親はいつも丁寧にあいさつをしてくれるのだが。

後日談/その女子児童が5年生になったころからあいさつを返してくれるようになった。

たったひと言のあいさつで明るく元気になった話

小出さんは定年退職後、小学校の学校安全ボランティアとして数年間活動をするなかで、
「あいさつの大切さ」はひしひしと感じていた。
ある時、地域の高齢者のためにボランティア活動をしている人が家の前を通りかかった。
「おはようございます。ご苦労さまです」
とあいさつを投げかけた。実にそれが切っ掛けで、その人の推薦を受けて、
小出さんは絹が丘自治会の役員になったのである
役員になると一挙に多くの人と知り合いになり、更に積極的に自治会の活動に取り組むようになった。
小出さんが見る見る明るく元気になる様子を学校安全ボランティアの仲間たちは目の当りにしている。
たったひと言のあいさつが切っ掛けで沢山の友達ができ、明るく元気になった実例である。

あいさつで人生が変わった実例

おはようございます。
こんにちは。
さようなら。
ありがとう。
ごめんなさい。

『あいさつ』はたった一言ながら、その人の人生を変えてしまう力がある。

「芸人としての才能がないから辞めさせよう」
と、演出家の指摘で、ある青年が浅草東洋劇場から追い出されそうになった時、
「彼のあいさつは快い。辞めさせないで!」と青年を庇護する声が上がり、
無事彼の首は繋がった。
後のコメディアンのスーパースター、萩本欽一の修業時代の実話である。

私自身の経験から、
『あいさつ』で地域社会での生活が激変した。
犬の散歩途中に出会う近所の人たちに「おはようございます」と笑顔で元気良くあいさつする。
こどもから高齢者、犬たちまであいさつを投げかける。
返事が返らなくても気にしない。無視されても気にしない。
毎日、あいさつを繰り返しているうちに相手からもあいさつを返してくれる。

10年ほど「あいさつ」を実践した結果、その力は想像以上に大きいことに気が付いた。
あいさつをするようになって多くの人たちとの出会いがあった。
目を閉じると120人ほどの顔が浮かぶ。
山登りに誘ってくれ、多くの人と知り合う切っ掛けを作ってくれた人がいる。
それが地域のボランティアに参加する切っ掛けになった。
世界の政治経済の歴史に詳しい元商社マンや金融に詳しい銀行マン、
小学校、高校、大学の教員、音楽家、起業家、アウトドア活動家、スキンダイバー、
登山家など実にさまざまな経験の持ち主と話す機会がある。

散歩途中にする立ち話ながら、驚く様な情報を得ることもあるし、元気を貰うこともある。
そんなコミュニケーションはたった一言、
「おはようございます」や「こんにちは」で始まっている。
笑顔で元気よくあいさつをすることで、相手はともかく自分自身が元気になり、
自分の生活が一変したことに気が付いた。

実社会で仕事をすれば、成功するか否かは
『あいさつ』がどれほど上手く出来るかどうかに関わると言っても過言ではない。
人生が正に『あいさつ』に左右されるのである。

あいさつは顔の表情、声の高低、音調、抑揚、タイミングなどで微妙に相手に与える印象が違う。
それは人から教えられたり、本で読んだりして即座に身に付くものではない。
日常生活の中で習慣的に皮膚感覚で身に付ける部分が大きい。
人に好感を持たれるあいさつはこども時代の、
家庭教育や学校環境に大いに影響されるのではないだろうか。

有名大学を卒業し、エリートコースを滑り出したと思いきや、
あいさつが満足にできず、就職の面接試験で失敗する例もある。
就職してもあいさつが出来ず挫折する人さえいる。
人は誰でも人間同士のコミュニケーションの中で生きている。
その最も有効な道具が『あいさつ』である。
あいさつが上手に出来るか否かで人生が左右されるのである。
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企業は応募者の選考時にコミュニケーション能力を重視する。
そのコミュニケーションの基本が「あいさつ」である。
左表は朝日新聞2010年4月5日(朝刊)教育紙面


あいさつって・・・

あいさつされて気分を害する人はいない。
人の集団の中で活きて行く以上、あいさつは奥深い意味を持っている。
あいさつ抜きで人間関係が始まることはありえない。
こころとこころの架け橋をつくる入り口があいさつである。
あいさつとは自分の心を開いて相手に近づく第一歩。
人間関係の全てはあいさつから始まる。
あいさつはコミュニケーションの潤滑油のようなものである。
人間関係が上手く行かない人の多くはあいさつが満足に出来ない。
あいさつが出来ない子がイジメにあうことが多い。
地域住民の安全は『あいさつ』の掛け合いが基本。
あいさつには人のこころが反映される。
一言ながら、あいさつに含まれる意味は計り知れない。

ある女子中学生が感じているあいさつの大切さ

 私は挨拶をした時、挨拶を返してもらえないと、とても悲しくなります。 
普段、挨拶をする事になれていない人は、恥ずかしさが先に立ち、
挨拶がしたくても声に出せないという人もいるかもしれません。
けれども、毎日毎日挨拶をしているうちに、挨拶を返してくれるようになりました。
 挨拶をすると知らない人と仲良くなるきっかけになり、
挨拶を繰り返していると、顔見知りの人が増えてきます。
そして挨拶する事で一日が楽しく過ごせるようになると思います。
 挨拶によって顔見知りが身近にできると、
もし自分が危険な時や困った時には助けてくれるかもしれません。
こういう周りの目があると防犯にもつながり、安心できると思います。

 アメリカでは、エレベーターで乗り合わせる時、必ず挨拶をするそうです。
それは挨拶をする事で距離を縮め、犯罪の防止のためでもあるようです。
挨拶を交わすだけで顔見知りが増え、犯罪の防止にもつながるとすると、
挨拶をしないのは損だと私は思います。

 挨拶は生きていく上で欠かす事の出来ない行為です。
挨拶はマナーであり、しなければならないものですが、マナーとしてだけではなく、
お互いの心が通じ合えたように感じ、自分の心が温まります。
私にとっては、心のサプリメントの一つです。
これからもずっと付き合っていく行為ですから、
苦痛に感じるのではなく、楽しんでやりたいものです。
 私は挨拶をたくさん交わす毎日を送れたら、
明るい人生を送れるのではないかと思うのです。
(いっしょに子育てしましょう 助産師 佐々木/参照 http://yaplog.jp/familys_dream)