ボランティア物語2017

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誕生日  2017.6.8

校門での出来事。
「ねえ、おじいちゃん、今日私の誕生日だよ!」
2年生のルリホちゃんが教えてくれたので、
「ハッピバーステーツーユー♬」と歌っていたら、
側にいたミユちゃんが、近くに咲いていた小さな花を一輪摘んで
ルリホちゃんにプレゼントしていた。
校門の雰囲気がパッと明るくなった。

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この季節いろいろ  2017.3.8

「ねえ、お姉ちゃんたちぜんぜん挨拶してくれないんだけど
おじいちゃんのこと嫌いなのかな?」
と、小1の男児に 尋ねたところ、
「そうじゃないよ。無視するゲームやってんだよ!」
と、返事が返ってきた。

毎朝、挨拶もせず、ボランティアを無視するように校門を通り過ぎる小1の男児がいる。
「ねえ、ジュン(仮称)あいさつしなよ!」
と呼び掛けたところ、
「うるせえ!」
小さな声で返事が返ってきた。
先日、散歩の途中、このジュンに遭遇した。
ニコニコしながらボランティアに近づいた来た。
あいさつもきっちり出来た。

「中学生になったら人の名前を覚えて、大きな声であいさつするんだよ」
と、毎朝6年生に呼びかけている。
今朝、6年生の女児が校門でボランティアの顔を見るなり、
「中学生になったら人の名前を覚えてあいさつするんでしょう!」
と、言いながら校門を入っていった。
「おはようございます」
とは言わなかったが、まーいいか。

最近、捻挫したり骨折する児童が目立つ。
登下校中に転んで膝から血を流したり、頭にコブをつくったり。
伸び伸びと走り回って遊ぶことが少なくなったのかな?

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卒業生に贈る言葉  2017.2.22

 間もなく、卒業の季節がやってくる。
登校してくる6年生に、
「中学生になったら、人の名前を覚えて、あいさつするんだよ!」
と、毎朝繰り返し呼びかけている。
「誰の名前を覚えるの?」「何であいさつしなきゃいけないの?」
と尋ねてくる児童もいる。
「先生やクラスメイトや先輩の名前だよ。高校生になっても、大学生になっても
続けるんだよ。おばあさんやおじいさんになるまで実践してね!
友達いっぱいできるし、いいこといっぱいあるから!」
校門を入っていく6年生たちに毎朝繰り返して呼びかけている。
これがボランティアのおじいちゃんから卒業生に贈る言葉である。

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あいさつ運動で児童が明るくなった  2017.2.21
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いつもになく、早く登校して来る児童に、
「今朝、早いね!」
と、声を掛けると、「あいさつ運動があるから!」と
元気良い返事が返る。
児童たちは積極的に校門に集まり、登校してくる友達に
「おはようございます」
と、あいさつを投げかける。
その声が何とも、元気で、力強くて、明るいのである。
みんな伸び伸びとしていて、笑顔がはち切れそう。
先生のほんのチョットした指導で、子供たちの「らしさ」に花が開く。
ボランティアが長年頑張っても、先生の指導の影響力にはとても及ばない。

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校門が花で明るくなった  2017.2.20
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366人の児童が毎朝通る高嶺小学校の校門にパンジーのプランターを飾る
ボランティア。児童はこんな人たちにも優しく見守られている。

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世話人会が動き始めた  2017.2.16
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早速、追突事故の件は高嶺小学校の校長先生から世話人会に伝えられた。
中山中学校の杉の沢会(保護者会)とも安全対策が協議される見通しとなった。
写真は16年間この交差点に立って児童生徒を見守ってきた安全ボランティアが
世話人会の代表者に危険な交差点について説明をする様子。

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学校安全ボランティア募集  2017.2.15
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2017年1月、高嶺小学校、学校運営評議会、世話人会で学校安全ボランティアの募集を
行った。募集記事はで各家庭に配布され、ポスターは近隣自治会の掲示板、回覧板などを利用、
いろいろと手を尽くしたが、応募者は全くない。
そんな時に発生した13日の追突事故である。
現場に居合わせた学校安全ボランティアが高嶺小学校校長に事故の状況を詳細に報告し、
更なるボランティア募集への協力を要請した。

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「交差点の事故」  2017.2.13
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午前8時20分ころのこと、
高嶺小学校北側のT字路交差点で乗用車同士の追突事故が発生した。
登校中の中学生を巻き込む事故になるところだった。

15年間朝夕このT字路交差点に立って、児童生徒の登下校の安全を見守っている
学校安全ボランティアが「信号が必要」と訴えている危険な場所である。
朝、坂(上図右から)を登ってくる車の正面からは眩しい朝日が照りつける。
スピードを緩めずに三方向から交差点に突っ込んでくる車は絶えない。
何と、高嶺小学校の8割(450人)の児童が登下校時に横断する交差点である。

その交差点での事故である。
幼稚園バスが坂下から登って来て交差点を左折しようとした。
学校安全ボランティアは横断歩道を渡ろうとしていた中学生を引き止めた。
この時、小学校方面から走行してきたベンツが左折しようとしていた。すぐ後には
プリウスが付いている。
ベンツの運転手には、幼稚園バスの影になって中学生の姿は見えない、
学校安全ボランティアの姿も見えず、そもまま交差点に侵入。
ところが、バスの背後から出てきた中学生に気付き、急ブレーキ。
プリウスはベンツに追突!

ベンツがブレーキをかけなければ中学生を跳ね飛ばすところだった。